ようやく長い梅雨が明けて暑い夏がやってきましたね!
最近はベランダに椅子を置いて日向ぼっこするのが至福のときです。
熱中症だけ気を付けてリフレッシュしてるポニ丸です。
ようやくBrownout問題を解決し、回路図設計が完了した前回。
そして今回、ユニバーサル基板にはんだ付けをして同じ動作を実現します!
1.ユニバーサル基板上の配線設計
このブログ上ではカット扱いとなっている回路図Ver1.1をはんだ付けした際に、作業しながら配線を考えていってたんですよ。
その結果として、考えた配線が正しいかどうかの検証をする前にはんだ付けしてしまい最終的に電源を入れた時にどこかが期待しないショートをしていたことで部品が溶けた経験をしました。
その経験から準備万端でおくべきだなと学んだので、今回ははんだ付けする作業の前にユニバーサル基板上のランド(はんだが乗る円形の銅箔)にどのように配線するかを事前に検討することにしました。
ユニバーサル基板上のランドの数に合わせてエクセル上で円を並べたものを印刷し、シャーペンでいろいろと調整しながら配置&配線を設計しました。
事前に買っていた筐体に合わせて基板をカットするのと、カットしてなくなったスペーサー用穴をあけることを第一優先に余ったスペースでやった結果がこちらです。
だいぶ簡単に見えるかもしれませんが、この設計で数時間かかりました。。
「この配線でいける!」「いや、検証したら配線違うじゃん!」などの自問自答を続けました。はっきり言って変人です笑
ただ、この配線図をみながらはんだ付けすることで迅速に確実に作業完了すること間違いなし!
2.はんだ付け
今回使用したユニバーサル基板は70mm×95mmくらいの片面基板です。
幻の回路図Ver1.1の時はスルーホールの両面基板を使ってたんですが、はんだ付けした部品を外そうと思ってもはんだを吸い取り切れないため足が多い部品がいまも取れずにいる現状があるため、するーほーるでないものにしました。
はんだ付けシーンは先ほどの配線図を参考にやったので特に詰まることなく完成!
3.導通チェック
はんだ付けが無事に終わったとはいえ、気づかぬうちにミスをしている可能性は0とは言えません。
なので、マルチメータを使用して導通チェックを行いました。
電源ラインをチェックして、、
GNDラインをチェックして、、
マイコンの各ピンからのラインをチェックして、、
問題ナッスゥゥィングッ!!
現時点ではちゃんと動きそう。ドキドキ。
4.火入れ
ついにはんだ付けした基板に電源をォオオオン!!
うごいたーっ!!やったーっ!!
思わず動画でも叫んでしまってましたね笑
いやー、動いて何よりです。
5.消費電流チェック
ブレッドボードで組んだ回路と今回の回路で消費電流が大きく増えてないかをチェックします。
増加傾向にあればリーク電流が発生している可能性があるのではんだ付けの見直しが必要になります。
比較対象となるブレッドボード版回路での消費電流は以下でした。
ブレッドボード環境での消費電流
・モータ停止中:71[mA]
・モータ動作中:900[mA]
これに対し、はんだ付け版回路での消費電流は以下となりました。
はんだ付け環境での消費電流
・モータ停止中:70[mA]
・モータ動作中:850[mA]
比較してみると少なくとも増加傾向にはないのでリーク電流は発生してなさそうですね。
また、モータ動作中の消費電流はむしろ減少してましたね。推測ですが、ブレッドボードでは配線一つ一つが長かったことが影響してたのかな?と勝手に思い込んでとりあえず先に進むこととします。
初めてのハードウェア設計でかなり洗礼を受けましたがなんとかハードウェアとしては完成の形となりました。ほんと長かったです。
これからはやぎ星人とシステム仕様や通信仕様を詰めて本格的なファーム開発へ進んでゆきます!
ではでは!
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